交通事故解決実績(その1)

東京弁護士会所属の弁護士中里です。

 

私は,これまでに交通事故の被害者側の損害賠償請求事件を集中的に取り扱ってきました。

 

その処理件数(実際に依頼を受けて私が解決した件数です。)は,数百件は軽く超えております。

(もしかしたら,1000件超えている可能性もあります。)

 

扱ってきたものとしては,

①損害賠償額でいえば,数十万円から2億円近いもの,

②後遺障害等級でいえば,等級非該当のもの,

一番軽い等級である14級から一番重い等級である1級案件

③被害者の年齢が,10代から80代までの死亡案件

④物件損害のみの案件

と,あらゆる種別の事件を取り扱ってきました。

 

今回は,私がこれまでに解決してきた交通事故の損害賠償請求事件についての解決実績のほんの一部をご紹介いたします。

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『目次』

【事例1】10代男性,高次脳機能障害(2級),総賠償額約1億9500万円(示談)

 

【事例2】30代男性,高次脳機能障害(併合8級),総賠償額約4500万円(訴訟)

 

【事例3】20代男性,死亡,総賠償額約8600万円(訴訟)

 

【事例4】40代女性,圧迫骨折(11級),総賠償額約1230万円(示談)

 

【事例5】50代女性,左足関節の機能障害(12級),総賠償額約970万円(示談)

 

※金額は概算で示しています。

 

事例4,事例5は,弁護士介入前にすでに保険会社からの提案があった事案でしたが,

事例4については,私が介入して示談交渉した結果,約820万円の増額,

事例5については,私が介入した結果,約440万円も増額しました。

 

  • 過失割合について

私が,介入して示談交渉した結果,過失割合が,

事例3については,被害者15%から5%(-10%されました。)になり,

過失割合だけでいえば,約860万円ほど損しなくてすみました。

 

事例5については,被害者10%から5%(―5%されました。)になり,

過失割合だけでいえば,約60万円ほど損しなくてすみました。

 

次回以降,上記事例の解決までの流れについて簡単にご紹介していこうと思います。

ドライブレコーダー

東京弁護士会に移籍しました弁護士の中里です。

 

今日はドライブレコーダーの話です。

 

最近,あおり殴打事件のニュースがきっかけでドライブレコーダーの売り上げが伸びているそうです。

交通事故事件を扱う弁護士の立場からすると喜ばしい限りです。

ドライブレコーダーの映像があれば,事故状況が写っている可能性があるからです。

 

実際に,私も過去の裁判で,動いている車同士の事故で,

過失割合0%という判決を勝ち取ったことがあります。

ドライブレコーダーがあったおかげです。

 

ただ,ドライブレコーダーといっても,

前方しか記録できないタイプから,

前方だけでなく,後方も記録できる機種まであります。

取り付けるのであれば,後方まで記録できる機種を取り付けることをおすすめします。

予算が許せば,360度カメラを備えたドライブレコーダーを取り付けることをおすすめします。

 

示談交渉や裁判では,証拠がものをいいますので,

真実がどうであれ,発生した事実を立証できる証拠がなければ,

当方の主張を認めてもらえないからです。

 

ドライブレコーダーの普及率はまだまだ低いようですので,この機会に購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

あとは,自動車保険も安すぎる保険会社には注意が必要です。

実際に,安い保険会社を選んで失敗したという話は,依頼者の方たちから,よく話を耳にします。

安いものには,何でも裏があると思っておいてください。

自動車保険については,直接質問くだされば,どこの保険会社であれば問題なさそうかの情報提供はできます。

交通事故の死者数過去最少

東京弁護士会所属の弁護士中里です。

 

先日,警察庁から2019年上半期(1~6月)の交通事故統計が発表されました。

詳細は,警察庁のホームページに掲載されておりますので,気になる方はそちらをご覧いただきたいのですが,

今年は今のところ,統計を取り始めて以来,

交通事故の死者数が過去最少人数らしいです。

死亡事故件数:1386件、前年比-182件
死者数:1418人、前年比-185人

 

10年前の平成21年上半期の交通事故死者数が2252人でしたので,

10年前と比べると交通事故で亡くなられる方の人数が約4割ほど減少したということです。

 

死亡者数の減少に何が大きく寄与しているのかは,定かではありませんが,

交通安全意識の高まりと,自動車の安全走行性能の高性能化が大きく寄与していることが予想されます。

 

しかし,交通事故死亡者数が減少してきているとはいえ,ゼロではありません。

残念ながら,交通事故で死亡される方が,まだまだ存在します。

 

現に私も交通事故の死亡事故については,年に数件程度は相談を受けます。

過去には,何件か裁判をしましたし,現在も訴訟をしている案件もあります。

ご遺族の方の悲しみを思うと,私も辛くなります。

ですが,私は,交通事故事件処理のプロフェッショナルとして,

保険会社と強気で交渉していくことには変わりありません。

 

交通事故の死亡事故は,発生件数自体が少ないため,

死亡事故の示談交渉や,訴訟に不慣れな弁護士が多いのが実情です。

適切な損害賠償額を勝ち取りたいという方は,弁護士選びを間違えないようにしてください。

弁護士選びを間違えてしまいますと,とんでもなく低い金額でしか示談できなかったということにもなりかねませんので,注意が必要です。

 

交通事故のご相談は,交通事故事件に慣れた弁護士にご相談されることを強くお勧めいたします。