20代男性会社員・死亡事故 賠償額8400万円で解決した事例

今回は、私が担当した20代男性会社員の死亡事故について、最終的に賠償額8400万円で解決した事例をご紹介いたします。

事故の概要

被害者は20代男性会社員の方でした。

事故態様は、

当方バイクで青信号交差点を直進中、対向右折車両と衝突・転倒した事故

です。

最大の争点は過失割合

本件では、過失割合が大きな争点となりました。

相手方は通常の右直事故として主張していましたが、当職は刑事記録を詳細に検討した結果、実況見分調書に記載された事故現場の状況が正確ではない可能性があると判断しました。

そこで、調査会社の協力を得て現地調査を実施し、正確な交通事故現場見取図を作成しました。

その結果、相手方車両がいわゆる

「早回り右折」

をしていたことを立証することができました。

裁判所は当方の主張を認め、通常想定される過失割合から被害者側に有利に10%修正しました。

最終的な過失割合は、

当方バイク5%:相手方車両95%

となりました。

死亡慰謝料

死亡慰謝料については、

  • 本人分 2,500万円
  • 近親者慰謝料 300万円

が認められ、

合計2,800万円

となりました。

死亡逸失利益

被害者は20代と若年であったため、死亡逸失利益も高額となりました。

  • 基礎収入:男性平均賃金
  • 生活費控除率:50%(独身男性)
  • 就労可能年数:67歳まで

として算定され、

約5,600万円

の死亡逸失利益が認められました。

最終的な賠償額

死亡慰謝料、死亡逸失利益その他の損害を合計し、既払金等を控除したうえで、

さらに

自賠責保険金2,900万円

を含めると、

遺族が最終的に受け取ることができた金額は

8,400万円

となりました。

弁護士からのコメント

本件は、裁判において過失割合を10%有利に修正できたことが極めて大きなポイントでした。

交通事故案件では、刑事記録の記載がそのまま正しいとは限りません。

実況見分調書や供述調書を詳細に分析し、必要に応じて独自調査を行うことで、有利な事実を立証できる場合があります。

当職は、刑事記録の精査や事故状況の分析を得意としております。

死亡事故や重傷事故で過失割合に争いがある場合は、お気軽にご相談ください。