長かった冬もようやく終わりを告げようとしています。
今週後半には、春らしい気温へとなっていくようです。
今シーズンの冬も無事に越せて何よりの弁護士の中里です。
今回は、50代男性、会社員の死亡案件についての解決実績のご紹介です。 この案件は、最初から当法人が関与していたため、 弁護士が介入前の低廉な保険会社からの賠償金額の回答はありませんでした。 今回は、保険会社の担当サービスセンターが死亡案件の処理に慣れていなかったようで、初回の回答をだしてくれるまでにかなりの時間を要しました。 死亡案件は、訴訟になる確率がかなり高いため、 私は、当初より、早くそちらも弁護士を就けてください。 とお願いし、とりあえずの回答を要求していました。 こちらが請求をかけてから、約5か月後にようやく初回の回答がもらえました。 いくら死亡案件で賠償額が高額になるとはいえ、これほどまでの保険会社からの回答に時間がかかったのは、いまだかつてありませんでした。 相手方にもようやく弁護士が就いたのですが、示談段階ということもあり、 そんなにいい金額ではありませんでした。 そこで、訴訟を提起し、裁判開始です。 訴訟では、遺族の思いを中心に主張をしていきました。 遺族は、父親や夫を亡くし、同時にペットもこの事故により亡くしていました。 陳述書で、遺族の思いを伝えた結果、和解案では、通常の基準よりも少しいい慰謝料の提案がありました。 示談段階のときの回答よりも約700万円ほどアップしていました。 訴訟して成功でした。 総賠償額は、約7100万円(自賠責保険金込み)でした。 賠償額は、年齢が若かったり、年収が高いほどもっと上がります。 死亡案件の場合には、総額〇〇〇〇万円と決まっているわけではありません。 私は、当法人の弁護士の中でもダントツで死亡案件を扱っている件数が多いです。 遺族の方の思いを陳述書としてまとめている際には、遺族の方の思いに触れ、いつも目頭が熱くなってしまいます。 遺族の方の思いを晴らすために、私ができることは、相手方からなるべく多くの賠償金を勝ち取るのみです。 近々、また一つ死亡案件の訴訟を提起します。 少しでも遺族の方の思いが晴れることを願いながら。