安すぎる弁護士費用にはお気をつけください。

東京弁護士会所属の弁護士中里です。

今日は,交通事故の弁護士費用について語ります。

 

 

東京弁護士会所属の弁護士中里です。


今日は、交通事故の弁護士費用についてお話しします。


先日、むちうちで後遺障害等級14級が認定された方からご相談を受けました。

その方は、

  • 1円でも多く賠償金を得たい
  • 弁護士費用特約が未加入
  • なるべく安い弁護士事務所を探している

というご希望を持っておられました。

その方の弁護士介入前の保険会社提示額は200万円

私からは次のようにご案内しました:

弁護士が介入すれば、  👉 300万円(裁判基準:低)~470万円(裁判基準:高)

※ 金額は年齢、年収、後遺障害の程度・部位、通院期間、過失割合等により変動。

当法人の弁護士費用は:

獲得金額の10%

※ 実際とは異なりますが、ブログ用に分かりやすく調整しています。


その方は「もっと安い事務所がないか」とお考えでした。 そこで私は、以下の点を注意喚起しました:

「費用が安すぎる事務所は、交渉に手を抜く可能性があります。」


たとえば、当法人(報酬:獲得金額の10%)よりも安く、 **獲得金額の5%**の報酬で対応する事務所があったとします。

そういった事務所は、

  • 弁護士が交渉に不慣れ
  • 薄利多売を狙って交渉に時間をかけない
  • 低額で示談をまとめる可能性があります

私は、

🎯 示談金額に妥協しません!

  • 示談でも裁判基準と同等レベルで交渉
  • 少額でも高額でも関係なし
  • 必要があれば、訴訟レベルの書面も作成

その結果、

裁判をせずとも、高額な示談金額を得ることが多い場合によっては、裁判基準より高い金額を引き出すことも


▼ ケース比較

【費用が安い事務所に依頼】

  • 示談金額:300万円(裁判基準:低)
  • 報酬:15万円(5%)
  • 受取額:285万円

【私に依頼】

  • 示談金額:470万円(裁判基準:高)
  • 報酬:47万円(10%)
  • 受取額:423万円

👆 結果的に138万円の差!


その後、その方は他の事務所も数件相談したそうですが、

「金額が低いのに、それが妥当だという説明をされた」 とのこと。

結果、私を信頼してご契約いただきました。


私は期待に応えるべく、

🔥 いつも以上に全力で保険会社と交渉

結果:

🎉 示談金額:500万円(高い裁判基準470万円超)

  • 報酬:50万円
  • 依頼者様受取額:450万円!

いかがでしたでしょうか?

これが「交通事故に強い」と評価される弁護士の実力です。

🚫 安すぎる費用の事務所 🚫 自称「交通事故に強い」だけの事務所

には、くれぐれもご注意ください。


商品やサービスと同じで、

💡 弁護士費用も「安かろう、悪かろう」です。

もちろん、当法人も不自然に高くならないよう努めています


📩 ご相談お待ちしております。

本気で交通事故に強い弁護士をお探しの方は、ぜひご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

600万円から1100万円に増額

交通事故案件を集中的に扱っている弁護士の中里です。

今回は,弁護士介入前の保険会社からの提示では,約600万円の提示であった方が,

当法人にご依頼いただいて,私が担当して保険会社と交渉した結果,

約500万円増額(約83%UP↑)して,

最終的に約1100万円で解決できた案件のご紹介です。

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総賠償額約2億円で示談した解決実績は→コチラ

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50代男性,自営業,10級

争点は,①傷害慰謝料,②後遺障害慰謝料,③逸失利益,④過失割合

でした。

①,②の慰謝料については,割と早い段階から,訴訟基準の満額まで引き上げることができました。

慰謝料の金額は,示談段階では,訴訟基準の90%までし出せないと粘られて

それであきらめてしまう弁護士も多いのですが,私は,訴訟基準の90%で妥協することはまずありません。

④の過失割合については,物損の示談が当方2割:相手方8割でまとまっていたこともあり,

示談段階では,2:8の数字を動かすことは至難の業であって,

当方有利に動かすためには,訴訟をするしかありませんでした。

しかし,依頼者の方が,訴訟まではしなくてもいいということでしたので,

やむなく過失割合については,当方2割で折れることにしました。

おそらく訴訟まですれば過失は当方10%くらい,もしくは0%まで下がる可能性もあったかもしれません。

ですが,訴訟をすると,半年から1年コースになってしまうため,

訴訟に持ち込むのは慎重な判断が必要です。

 

今回の最大の争点は,③逸失利益でした。

今回の依頼者様は,自営業の方でした。

自営業の方は,休業損害や逸失利益の金額でかなりもめることがほとんどです。

その理由は,所得税などの税金を安くするために,自営業のほとんどの方が,

所得を少なくして確定申告されているからです。

休業損害や逸失利益の基礎収入は,原則として,事故前年度の確定申告の金額を用いて計算されます。

保険会社は,杓子定規的に,所得金額だけで,休業損害や逸失利益を計算しますので,

どうしても低い金額で算定されてしまうのです。

ここで私は,過去の裁判例や交通事故の実務本などを指摘して,

所得金額だけで算定するのは妥当でないことを主張します。

ここでは,簡単な一言の主張と書いてありますが,

ものすごく労力を使っています。

家に帰っても,どうしたら保険会社に分かってもらえるかをずっと考えることもあるくらいいつも苦労しています。

 

今回は,まだ理解がある方の保険会社の担当者の方だったため,

何とか私のいう金額でまとめてもらうことができました。

 

今回も比較的スピーディーかつ満足のいく結果をだせてよかったと思っています。

 

こだわりが強くない弁護士だと今回のケースでは,

100~200万程度上げて示談してしまうかもしれません。

 

依頼する弁護士を間違えないようにしてください。

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お知らせ

先日,当法人に新しい支店が誕生しました。

弁護士法人心千葉法律事務所です。

これで,関東地区は,東京(八重洲),池袋,柏に続いて4店舗目となります。

引き続き弁護士法人心をよろしくお願いいたします。

62万円→130万円に増額したケース

今回は,弁護士が介入した結果,

弁護士介入前の金額より,

「示談金額が倍増」したケースのご紹介です。

 

私は,一人で,年間三桁以上の交通事故の損害賠償請求事件を解決しているのですが,

今回は,比較的賠償額が少ない案件でも弁護士に解決を依頼すると,

うまくいくと倍増するケースがあるということを知ってもらうためにこの記事を書いております。

※私が扱う損害賠償額の大きさは,数十万円~数億円という幅があります。

総賠償額約2億円で示談した解決実績は→コチラ

 

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40代,女性,主婦(兼パート)

通院期間は約8か月,軽い骨折あり

当初の提示は,約62万円でした。

これが,私が介入して保険会社と交渉した結果,

慰謝料がほぼ倍増,休業損害についても,約50%増額

最終的には,130万円で解決することができました。

毎回,思うことなのですが,弁護士が介入していないと,

保険会社の提示額が低すぎて驚くことが多々あります。

弁護士を介入させずに示談してしまうと,それだけ損をしているということです。

 

どんな場合にでも,必ず弁護士に頼めば,金額が上がるというわけではないのですが,

まずは,一度どれくらい上がりそうかというのを当法人の弁護士に相談してみてください。

弁護士費用特約に加入されている方は,ほとんどのケースで弁護士費用のことは気にしなくていいですし,

弁護士費用特約に加入されていなくても,

弁護士費用が自腹になってでも,弁護士に頼んだ方がいいケースというのも多々ございますので,

まずは,とりあえず弁護士にご相談されることをおすすめします。

 

追伸

当法人の四日市支店である四日市法律事務所が先日開業いたしました。

これまでも,四日市のお客様は対応させていただいておりましたし,

四日市の裁判所でも裁判をしていたこともあります。

これからは,四日市に事務所がオープンしたことで

当法人のことをより身近に感じていただけるのではないでしょうか。

今後とも弁護士法人心をよろしくお願いいたします。

四日市法律事務所のホームページは→こちら

 

交通事故解決実績(その3)

東京弁護士会所属の中里です。こんにちわ。

今月の記事は,2月のブログでご紹介した解決実績の紹介の続きです。

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【事例2】30代男性,高次脳機能障害(併合8級),総賠償額約4500万円(訴訟)

 

この方は,シングルファザーであり,後遺障害の症状も辛そうであったため,

いつにもまして力が入る案件でした。

もし,弁護士が介入していなければ,8級の自賠責保険金が819万円であることから,

保険会社の提示は1000万円~2000万円程度であった可能性が高い案件でした。

 

示談段階では,弁護士介入後の保険会社の回答としては,3000万円でそこまで悪くはなかったですが,

訴訟をすればまだ上がると見込んで訴訟を提起しました。

 

訴訟では,仕事の内容や後遺障害が仕事に与える影響等を詳細に主張立証しました。

 

そのかいあって,一般的な基準よりも高い慰謝料と休業損害を勝ち取ることができました。

結果,3600万円(既払い金含めると4500万円)で和解することができました。

 

弁護士の中でも,弱気な弁護士やら,強気な弁護士まで様々な弁護士がいます。

私は,かなり強気な弁護士です。

安易に示談でまとめずに,訴訟までして600万円の増額を勝ち取ることができました。

この金額が,依頼者様とそのご家族の方に少しでもお役に立っていただければ,

こんなにうれしいことはありません。

 

どんな弁護士でも,訴訟をすれば,示談段階よりも多い金額で和解できるわけではありません。

攻めどころを間違えると,示談段階の金額よりも低い金額で和解するという最悪な結果になりかねません。

交通事故の損害賠償請求事件については,

交通事故に強くて,実績のある弁護士がいる法律事務所までご相談ください。

 

交通事故解決実績(その2)高次脳機能障害2級、10代男性

【弁護士中里が解説】高次脳機能障害で約1億9500万円の賠償を獲得した事例

こんにちは。弁護士の中里です。

※金額や事情は個人情報保護の観点から一部調整しています。


【事例1】

10代男性/高次脳機能障害(後遺障害等級2級)
総賠償額:約1億9500万円(示談)


1. 事故態様および過失割合

本件は、横断歩道を横断中の10代男性が自動車にはねられたという事故でした。

原則として、横断歩道を歩く歩行者の過失は0%です。

夜間・幹線道路・直前直後の横断では、歩行者にも過失が認定される可能性があります。

今回は、「飛び出し」と見られてもおかしくない状況でした。

そのため、訴訟で不利な過失割合を避けるべく、示談交渉で「過失0%」のまま決着する方針で交渉しました。

結果:当方の過失0%で示談成立。


2. 後遺障害等級と逸失利益

予想どおり、後遺障害等級2級が認定されました。

被害者が未成年のため、時間とともに症状が回復し、等級を争われるリスクがありました。

そのため、早期示談で訴訟基準満額を狙う方針を貫きました。

逸失利益についても満額で賠償を受けました。


3. 将来介護料

訴訟になると、後遺障害の回復度などから減額される恐れがありました。

  • 近親者介護:日額7,000円
  • 職業付添人:日額10,000円

結果:総額約5,300万円以上を賠償


4. 慰謝料(傷害/後遺障害/近親者)

裁判基準の満額(100%)で以下の慰謝料を獲得:

  • 傷害慰謝料
  • 後遺障害慰謝料
  • 近親者慰謝料

※保険会社が「90%まで」と主張するケースも多いですが、本件では退けました。

示談段階での近親者慰謝料まで獲得したのは、注目すべき成果です。


5. 遅延損害金および弁護士費用

通常、示談では認められにくいこれらの項目も、粘り強く交渉:

  • 遅延損害金
  • 弁護士費用

合計:約3,000万円の賠償を実現

示談でこれほどの金額を引き出すのは極めて稀です。


6. 総括

弁護士介入により、回答金額が約6,000万円増額されました。

経験豊富な弁護士でなければ実現困難な結果です。

  • 保険会社との強気な交渉
  • リスクヘッジを悟らせない戦略
  • 1円でも多く賠償させる信念

⚠ 弁護士選びで、解決金額が数千万円変わることも

難しい手術を名医に任せるように、交通事故案件も専門性の高い弁護士に依頼すべきです。

依頼する弁護士によって、「解決までの期間」「賠償金額」が大きく変わる可能性があります。

※すべての案件で増額を保証するわけではありません。ご了承ください。

交通事故解決実績(その1)

東京弁護士会所属の弁護士中里です。

 

私は,これまでに交通事故の被害者側の損害賠償請求事件を集中的に取り扱ってきました。

 

その処理件数(実際に依頼を受けて私が解決した件数です。)は,数百件は軽く超えております。

(もしかしたら,1000件超えている可能性もあります。)

 

扱ってきたものとしては,

①損害賠償額でいえば,数十万円から2億円近いもの,

②後遺障害等級でいえば,等級非該当のもの,

一番軽い等級である14級から一番重い等級である1級案件

③被害者の年齢が,10代から80代までの死亡案件

④物件損害のみの案件

と,あらゆる種別の事件を取り扱ってきました。

 

今回は,私がこれまでに解決してきた交通事故の損害賠償請求事件についての解決実績のほんの一部をご紹介いたします。

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『目次』

【事例1】10代男性,高次脳機能障害(2級),総賠償額約1億9500万円(示談)

 

【事例2】30代男性,高次脳機能障害(併合8級),総賠償額約4500万円(訴訟)

 

【事例3】20代男性,死亡,総賠償額約8600万円(訴訟)

 

【事例4】40代女性,圧迫骨折(11級),総賠償額約1230万円(示談)

 

【事例5】50代女性,左足関節の機能障害(12級),総賠償額約970万円(示談)

 

※金額は概算で示しています。

 

事例4,事例5は,弁護士介入前にすでに保険会社からの提案があった事案でしたが,

事例4については,私が介入して示談交渉した結果,約820万円の増額,

事例5については,私が介入した結果,約440万円も増額しました。

 

  • 過失割合について

私が,介入して示談交渉した結果,過失割合が,

事例3については,被害者15%から5%(-10%されました。)になり,

過失割合だけでいえば,約860万円ほど損しなくてすみました。

 

事例5については,被害者10%から5%(―5%されました。)になり,

過失割合だけでいえば,約60万円ほど損しなくてすみました。

 

次回以降,上記事例の解決までの流れについて簡単にご紹介していこうと思います。